脚本から今見るべきドラマ５選～脚本家 野木亜紀子編
在宅ワークをしているのか、家事手伝いをしているのか、もはや良く分からなくなってしまっている今日この頃。頭の休憩にドラマでもと考えて見ました。昔やっていたドラマも良いものがあったなぁと思い、脚本家で選んで見たら面白いと思い今回は「脚本家 野木亜希子」をご紹介します。
野木亜矢子さんという脚本家は
学生時代より演劇を始めるも、仲間の演技の才能を見て演劇を諦め、映画監督を目指して進学します。その後ドキュメンタリー制作会社に就職し、取材やインタビューを手がけていました。しかし現場に向かないことを自覚して、映像関連業界に関わる最後の目標として脚本家を目指したという人です。
１、アンナチュラル
法医学という少し重いテーマを主軸にしたドラマです。なのに、毎回ユーモアありの楽しいドラマで、キャスト達が生き生きと描かれています。このドラマで石原さとみさんの新たなキャラクターが出来て、どちらかというとセクシーな部分が多い恋愛系ドラマから脱却したドラマでもあります。卓越したストーリーもあり「芸術選奨文部科学大臣新人賞」もこのドラマで受賞しました。
２，掟上今日子の備忘録
寝ると記憶がリセットされる「忘却探偵」シリーズで、原作がまだ第1作しか出版されていない時点でドラマ化決定したんです。
３，逃げるは恥だが役に立つ
「私の就職先は、あなたでした」というテーマ、ちょっぴり変わったホームドラマでした。新垣結衣は相変わらず可愛くて視聴者を引き込みます。なんといってもエンドロールで見れる「逃げ恥ダンス」が日本中で流行しました。
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４，アイムアヒーロー
ゾンビ映画って一言では表せない映画です。主人公を含めて、これまで劣等感を抱いている人たちが不条理に立ち向かう行動に見ている側が考えさせられる映画でした。ただ怖いとかスプラッターじゃない映画に昇華させていて原作を壊さない脚本は数々の賞を受賞しています。
アイアムアヒーロー
5、重版出来！
黒木華さんは本作がテレビドラマ初主演でした。ドラマの舞台が出版社のため多くの雑誌や原稿が取り上げられていて本物の漫画家さんの原稿も見れる秀逸なドラマでした。ただ、当時の視聴率はあまり良くなかったんです。
まとめ
面白さとその時代を切り取り脚本として一冊の本にできる野木亜紀子さん。「掟上今日子の備忘録」の作者 西尾維新に「最新シリーズの最速実写化に感激です。」と言わしめたエピソードもありました。そして、なんと言っても「アンナチュラル」で石原さとみさんのイメージ脱却とキャスト全員を際立たせたストーリー展開、圧巻でした。法医学はどちらかというと、事件ドラマの裏方的存在でした。その世界を真正面からとらえ、堅苦しくなくコメディタッチに描くことで引き込まれました。基幹にあるのは主人公の葛藤とキャスト陣の裏表を巧みに描き、視聴者を釘付けしてしまう凄さ。脚本には現代を切り取り昇華させる力があると実感した秀逸ドラマ。これからも、視聴者を楽しませてくれるに違いないと思います。
